ワイ「藤井くん、ちょっとキミ仕事舐めとらん？」藤井聡太「…」

藤井聡太「何ですか…」イラッ

ワイ「多少将棋が上手いだけで何千万と稼げてなぁ、ほんまにええ身分やね」

藤井聡太「すみませんね、貴方の何倍も簡単に稼いでしまって」

ワイ「もしかしてどんな仕事でもカネ稼ぐ方が偉いと思っとる？それは大きな勘違いやで」

ワイ「なら寝てるだけで4千万もらえる国会議員は命をかけてお国を守る年収4百万の自衛官より10倍偉いんか？」

藤井聡太「…」

ワイ「ワイに言わせてみればなあ、仕事って言うのはどれだけ世の中の役に立つかが重要なんや」

ワイ「ウチのネジは高精度やから色々な国から引き合いがある」

ワイ「明日将棋が無くなってもキミに寄生してメシ食ってる連中以外どーって事無いけどな、我が社がネジ作らなくなったら全世界に影響があるんやで？」

藤井聡太「全世界…」

ワイ「ウチの会社のネジは自衛隊のミサイルの部品にも使われとるんや」

ワイ「つまりワイらが日本の防衛の一端を担っとると言っても過言ではない」

ワイ「キミは人民解放軍が攻めてきたらどうする？将棋盤でも投げ付けんの？」

ワイ「機関銃でダダダって撃たれて終わりやぞ？」

藤井聡太「…確かにそうですね」

ワイ「せやろ？」

藤井聡太「ワイさん、今からでも人生の軌道修正は可能なんでしょうか？」

ワイ「…『何かを始めるのに遅過ぎるという事はない』」

藤井聡太「！」

ワイ「ワイの尊敬する画家、パブロ・ピカソの言葉や」

藤井聡太「…ワイさん、決めました！」

藤井聡太「ボク、日本一の…いや世界一のネジ職人になります！！」涙

ワイ「藤井くん、よう言うてくれた…！」

ワイ「その言葉を待ってたんや！！」涙

これが現実