クラスター弾使用か　アムネスティが非難―ナゴルノ紛争

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020100601235
2020年10月06日23時03分

クラスター弾の一部とみられるものを拾い上げるナゴルノカラバフの男性＝４日、ステパナケルト（ＡＦＰ時事）

【パリＡＦＰ時事】非人道兵器のクラスター弾が、アゼルバイジャンとアルメニアの係争地ナゴルノカラバフをめぐる戦闘で使われていると、国際人権団体アムネスティ・インターナショナルが非難している。５日付の声明によると、ナゴルノカラバフの中心都市ステパナケルトの住宅街でイスラエル製のクラスター弾が使用され「アゼルバイジャン軍が撃ったとみられる」と指摘した。

クラスター弾は大量の不発弾を広範囲にばらまき、地雷同様、戦後も民間人を爆発に巻き込む。ただ、２０１０年の「クラスター弾禁止条約」（オスロ条約）にはアゼルバイジャンもアルメニアも加わっていない。