米連邦議会にトランプ支持派が乱入　各地でデモ多発　米国は騒乱状態！

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[ 2021年1月7日 08:19 ]

議会内に乱入した支持派に銃を向ける警察官（AP）
Photo By ＡＰ

ワシントンDCに集結したトランプ大統領の支持派（AP）
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米大統領選の「選挙人投票集計」が行われている首都ワシントンDCの連邦議会に6日、トランプ大統領支持者が議事堂内に乱入。米メディアによれば、支持者の女性1人が撃たれて死亡、外にいた13人が逮捕された。警察官が支持派に対して銃を向ける場面もあり、これを受けて議事堂は閉鎖された。ジョー・バイデン次期大統領（78）とカマラ・ハリス副大統領（58）の勝利を確定させるための「上下両院合同本会議」の討議は中断。進行役だったマイク・ペンス副大統領（61）は議事堂から脱出した。警察当局によれば乱入した支持派は化学薬品を使って警備網を突破したとしている。

この混乱受けてニュージャージー、メリーランド、バージニアの各州が州兵を派遣。ワシントンDCのミュリエル・バウザー市長（48）は午後6時から翌日午前6時までの外出禁止令を発動し「非愛国的な恥ずかしい行為。すべての行為が違法だ」と乱入した支持派を強く非難した。

これに先立ちドナルド・トランプ大統領（74）は、ワシントンDCの集会で演説し、大統領選の敗北を認めないことを改めて主張。支持者に対し「我々はあきらめない。盗みをやめさせる」と訴えていた。

集会には極右グループのメンバーなどトランプ大統領の支持者数千人が集結。バイデン次期大統領は「抗議ではなく反乱だ」と非難し、「暴徒らが退き、民主主義の手続きが進行するよう求める」と語ったが、トランプ大統領はツイッターに投稿した動画で「平和に対処しなくてはいけない。家に戻りなさい」としながらも「不正な選挙への攻撃は続けよう」とアピールした。この日はミネソタ、ユタ、ジョージア、オクラホマ各州の州議会前でもデモが繰り広げられ、ニューメキシコ州ではワシントンDC同様に騒乱状態となったことから、警察当局が議員たちを避難させる措置を取った。

なおNBAラプターズに所属する渡辺雄太（26）の母校、ジョージ・ワシントン大（ワシントンDC）の男子バスケットボール・チームは外出禁止令が出たために、この日に行われる予定だったホームゲーム（対マサチューセッツ大）を延期することを決めた。