「口笛はなぜ~ 遠くまで聞こえるの…」の曲でおなじみ、アニメ「アルプスの少女ハイジ」のオープニング。ハイジが大自然の中で長いロープのブランコを悠々とこいでいる姿が印象的だ。
そのオープニングを彷彿とさせるブランコが、長野県白馬村の岩蕈山(いわたけやま、標高およそ1289メートル)に登場したとツイッターで話題になっている。
それがこちらだ。
ハイジ乗ってそう(画像は ken@kecbonさん提供)
通常よりも明らかに大きいサイズのブランコ。目の前に広がるのは雄大な北アルプスだ。ここでハイジのように大自然の景色を謳歌しながら、日本版「アルプスの少女」が実現できるということらしいが…前方が開放的すぎて、乗るには少し勇気がいりそうだ。
この写真はツイッターユーザーのken(@kecbon)さんが2020年8月20日に投稿。kenさんに話を聞いたところ、撮影した20日時点ではまだ準備中だったという。
このブランコに対し、ツイッターでは、
「リアル版アルプスの少女ハイジ!!」「ハイジのブランコだ」
「これは怖いけど乗ってみたい」
といった声が寄せられている。好意的な声が多く見られるが、あまりのロケーションの良さに「これは無理だ?」「恐怖を感じる…魂だけ飛んでいきそう」といったコメントも複数出ている。
高さは通常のブランコの2倍
この巨大ブランコはなぜ設置されたのか。Jタウンネットは8月26日、ブランコの設置元である白馬観光開発(長野県北安曇郡白馬村)に詳しい話を聞いた。
白馬観光開発の広報担当者によれば、このブランコの名前は「ヤッホー!スウィング Presented by にゃんこ大戦争」。その名の通り、人気ゲーム「にゃんこ大戦争」が冠スポンサーとなっている。
北アルプスを舞っている気分(白馬観光開発提供)
ヤッホー!スウィングが設置されているのは、岩蕈山頂上の展望スポットでロケーションは抜群。広報担当者にブランコの設置理由を聞いてみると、
「北アルプスを一望しながらブランコで遊べたら気持ちいいよね、というところから企画がスタートしました。山に向かって、思わず『ヤッホー!』と叫びたくなりますので、この名称になっています」
とのこと。「ヤッホー!」も分かるが、「教えて~おじい~さん~」と歌いたくなる人も、きっと出てくるだろう。
ブランコは高さ約3.6メートル、横幅約4.5メートルで、吊り具は2台設置。担当者によればヤッホー!スウィングの高さは、公園に設置されているブランコの約2倍だという。広報担当者はその理由を、
「『アルプスの少女ハイジ』のような振り幅をイメージすると、通常のブランコより大きいものが望ましいということです。また安全を考慮してこのようなサイズになりました」
と説明する。
また、気になるヤッホー!スウィングの前方だが、やはり「絶壁」とのこと。
間違ってもこいでいる途中で飛び降りたりしてはいけない。ブランコには安全帯が付けられ、さらに崖の下には網を張るなどの安全対策がとられているが、乗る際は手でしっかり吊り具を持っていた方がいいだろう。
話題となったツイートの投稿者が説明したように、ヤッホー!スウィングは現在準備中。オープンは8月末の予定だ。白馬観光開発の7月時点の発表によれば、11月8日までの期間限定だという。
オープンには間に合わないが、今後は自動撮影サービスの導入を検討しているとのこと。北アルプスの少女になりたい人は、ぜひ立ち寄ってみては。
でもシートベルト付きで作って見て欲しい
振れ幅25mぐらいのを
実は馬車に轢かれて即死
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