大阪で新たに169人感染　10月下旬から再び増加傾向

　大阪府は6日、新たに169人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日で160人を超えたのは8月21日の166人以来。府内では10月下旬から再び増加傾向にある。

府内では10月23日には100人が確認され、9月11日の120人以来、42日ぶりの3桁に。10月27日からは6日連続で1日に100人以上となり、11月3日には約2カ月半ぶりに150人を超え、156人が確認されていた。

1週間の合計新規感染者数は10月16～22日は419人だったのに対し、10月30日～11月5日は843人となり、2週間で倍増した。10月中は府内の医療機関でクラスター（感染者集団）が発生して高齢患者が亡くなるなど、1カ月間で36人の死亡を確認。東京都に次ぐ多さだった。

吉村洋文知事は6日の記者会見で「確実に増加傾向にある」と注意を呼びかけた。来週に対策本部会議を開き、対応を協議する方針。【石川将来】

毎日新聞2020年11月6日 19時29分(最終更新 11月6日 19時29分)
https://mainichi.jp/articles/20201106/k00/00m/040/259000c