彡(゚)(゚)「ワイはやきう、キューバ生まれのキューバ育ちや」
彡(゚)(゚)「自慢やないけどパッパがアメリカの会社と取引してて裕福やし、学校の成績もやきうの腕前もええんやで。」
彡(゚)(゚)「だからワイはアメリカを尊敬してるし、もちろん大統領も尊敬してるんや」
~1940年~
彡(^)(^)「ほーん、ルーズベルトが三選を達成したんか。偉大な人やな手紙書いたろ!」
彡(゚)(゚)「ついでに10$もくださいっと」
~数日後~
彡(゚)(゚)「ファッ!?大統領から返事が返ってきてる!?」ガサゴソ
彡(゚)(゚)「10$入ってへんやんけ…まあええわ自慢しにいこ!」
学友「何言うてるんやこいつ…。ファッ!?まじで大統領からやん!丁寧な文章やなぁ」
彡(^)(^)「…」ニッコリ
~1945年~
彡(゚)(゚)「なんか大学入ったら政治にハマったわ。まあ昔から興味あったしな。勉強したるか」
彡(゚)(゚)「…なんやて?アメリカはキューバがスペインからの独立を勝ち取ろうとしていたときに横から割り込んできて強引にキューバを属国同然のものにした?」
彡(゚)(゚)「キューバの法律や憲法にもアメリカが干渉しまくってる?」
彡()()「ワイは今までこんな国を慕ってたんか…」
彡(゚)(゚)「ワイはこれからアメリカなんかやなくスペインからの独立を促したホセ・マルティさんを慕うわ!早速ホセの著作を暗記したろ!」
彡(゚)(゚)「ホセさんの意志を継ぐ正統党の創立式に感銘を受けたわ…」
彡(゚)(゚)「ワイは政治の道を行くやで」
学友「ファッ!?やきうお前プロのバスケ選手レベルの実力を持ってるんやで!?何考えてるんや!」
彡(`)(‘)「そんなん関係あるかぁ!ワイは昔から自分の道を信じて突き進んできたんや!バスケなんかぽいーで」
学友「えぇ…」
彡(゚)(゚)「よっしゃそうと決まれば正統党に入るために努力するで!」
~数ヶ月後~
彡(゚)(゚)「なんかめっちゃ頑張ってたら正統急進活動って奴のリーダーになったわ」
彡(^)(^)「これもワイの努力の賜物や!このまま頑張っていくやで!」
~1952年~
彡(^)(^)「弁護士になったワイは頑張って政治活動に専念して、ついに正統党から選挙に出れるようになったで!」
( ・`ω・´)「そんなことは我々親米派のバティスタ軍事独裁政権が許さないぞ」選挙ツブシー
彡()()「…」
彡(゚)(゚)
彡(●)(●)
彡(゚)(゚)「ふざけんな!ワイは怒ったぞ!100人以上の仲間を連れてモンカダの陸軍兵営を襲撃や!」ウォォォ!
モンカダ「駄目です」ガチャン!
彡()()「捕まってもうた…禁固15年やって…」
~1955年~
彡(゚)(゚)「恩赦で三年で刑務所から出ることができたで」
彡(゚)(゚)「なんでもバティスタの野郎どもがアメリカ企業がキューバの農産物を支配しているのを黙認してるらしいわ」
彡(゚)(゚)「今まで暮らしてきたこのキューバやけど今回の件で分かった。アメリカの奴隷になっとる母国は、ワイがなんとかせねばならんのや!」
彡(-)(-)「でもこんまま動いたら捕まってまうしなぁ…」
彡(゚)(゚)「せや!まずはキューバの外で行動するんや!キューバで革命を起こすためにメキシコ、アメリカと渡って資金と亡命キューバ人の仲間たちを集めてやるんや!」
~1956年~
彡(゚)(゚)「よっしゃ金も仲間も集まった!キューバに乗り込みや!」
彡(゚)(゚)「ワイはホセさんのように船で行ってるわ!」
仲間「ただのヨットやんけ、こんなん乗れるわけ…」
彡(゚)(゚)「グランマ号を馬鹿にするな!ほら行くで!」
なお定員25名のヨットに82人乗ってキューバに辿り着いた模様
なんか誰も読んでないのに書き溜めたss延々と投下してる奴って悲しくなるよな
辛抱して投下し続ければいつか誰かがレスしてくれる…とでも思ってんだろなあ
草
再放送やで
再放送だろうが誰も見てへんの変わりないやんけ
自己満やから別にええで
見ないなら見ないでええやんけ
~1957年~
彡(゚)(゚)「貴様らぁ…この前はよくもやってくれたなぁ…?」
(;・`ω・´)「お前は…やきう!?」
彡(゚)(゚)「そうともあのやきうや…覚悟決めろや…」
彡(゚)(゚)「革命ジャァァァァァ!!!」
キューバ空軍「うるせぇ!」ドゴ!
64人「グエ死」
彡()()「ファッ!?やばいマエストラ山脈に退却や!」
彡(゚)(゚)「ここからはゲリラ戦や!」
チェ・ゲバラ「まかしとき!」
ラウル「やったるわ!」
カミロ「余裕やで」
民衆「ワイらあいつらに苛立ってたんや!800人以上参加するで!」
彡(^)(^)「頼もしいなぁ…!行くやで!」
( ω)「あっ…」ドミニカにボウメイー
彡(^)(^)「よっしゃやったった!見たかワイの力!革命成功や!」
こうしてやきうは2年間にわたる激闘の末革命を成功した。これが俗に言う「キューバ革命」である。
~1959年~
彡(゚)(゚)「ワイの恨みや!バティスタ派のやつらに裁判をしてさっさとに600人を処刑や!」
アメリカ「なんやこいつバティスタを…。大丈夫やろか?」
彡(^)(^)「うるせぇアメリカ黙っとれや(アメリカ合衆国に対しては変わらず友好関係を保つやで)」
彡(゚)(゚)「その印として4月にワシントンD.C.に訪問してアメリカ政府に対して友好的な態度を見せるとともに、革命政権の承認を求めたるわ」
CIA「アイゼンハワーさん、あいつバティスタ派の有力者を処刑したり、親米的な地主からの農地の強制接収による農地改革を推し進めているらしいですぜ。絶対共産主義者ですわ」
アイゼンハワー「なんやて?そんな奴に会いたくないわゴルフやゴルフ!」
彡()()「…」
(´ ・ω・`)「かわりに僕が会談するよ」
彡(^)(^)「ワイはちゃんとアメリカとの友好関係を保つやで!よろしくニキ~www」
(´ ・ω・`)「ふーん、それでは僕から聞くけど革命後の共産主義の影響拡大は?反革命派の処刑はどうなの?自由選挙の未実施はどうして?」
彡()()「…は?」
彡()()「なんで友好的な会談でそんなこと言われなあかんのやぁ!ちね!」
(´ ・ω・`)「うわぁ…なんだこいつ…(あとでアイゼンハワーさんにやきうは打倒すべき人物で、キューバ人亡命者部隊を編成してキューバに侵攻すべきであるって伝えとこ)」
~1960年~
彡(゚)(゚)「ワイはホセさんのような民族主義的政治を進めていくやで!」
彡(゚)(゚)「しかし肖像写真や銅像は作るな!バティスタと一緒だなんて死んでも思われたくないからな!」
カルロス「あ、おい待てい。ワイらキューバ共産党も革命に手伝ったんやぞ?あんま激しいことすんなよ?」
彡()()「わ、分かってるで…」
彡(゚)(゚)「どうしたものか…。共産党なんか大っ嫌いやけど恩があるしキューバ共産党を切り捨てるわけにはいかんなぁ…」
彡(゚)(゚)「まあ取り敢えずアメリカはクッソ気に入らんからアメリカ資本は国有化したろ!」
ガイジはポイーで
アメリカ「おいお前話聞いたぞ。絶対アカだわお前」
彡()()「ファッ!?なんでや!?」
アメリカ「うるせぇタヒね!経済制裁!こんな砂糖もういらんわ!」
彡()()「ふざけんなよ…予想してたけどやっぱあの国クソやわくたばれや…」
ソ連「おっすオラ共産!お前も共産主義らしいな!お前と俺らは家族や!砂糖も全部買ったるで!」
彡(゚)(゚)「…せやワイは共産主義や!家族同然やな!(吐きそうな気分やけどこれしか道はないんや…)」
彡(゚)(゚)「アメリカとは国交断絶!くたばっちまえ!」
~1961年~
アメリカ「あのキューバ気に入らんなぁ…。せや!CIAを使ってキューバで破壊工作したろ!最後は軍事行動を起こしてカストロ政権を倒したるんや!」
彡(゚)(゚)「そんなこと最初からお見通しや!その1400人もろとも血祭りや!いけ空軍!」ドゴドガ!
114人「チーンwwww」
1189人「おっ捕虜になるゥーんだ!」
のちの「ピッグス湾事件」である
ケネディ「西半球における共産主義者とは交渉の余地がない!キューバに対する経済封鎖の実施を発表する!」
彡(゚)(゚)「うるせぇ!お前は知らんやろけどな、実はあの革命は社会主義革命やったんやぞ!w」
ケネディ「なにぃ!?もう我慢ならん!米州機構から追放だ!」
~1961年末期~
エドワード「政権の総力を挙げてカストロ政権打倒するマングース作戦を極秘裏に実施する!ただし本作戦はアメリカ軍によるキューバ侵攻作戦という大がかりな計画ではなく隠密にカストロを暗殺するものである!」
ソ連「ワイらのダチ公のキューバさんにそんなことはさせん!おいやきう!お前の国にワイらの核を置いて抑圧したるんや!」
彡(゚)(゚)「アメリカくっそ気に入らんし全然OK!どんどん持ってきちゃって下さい!」
アメリカ「なんやて!?海上封鎖や!」
これがキューバ危機である。知ってる人も多いやろけどもケネディとフルシチョフが手紙でやり取りをし、冷戦最大のピークであるこの危機はギリギリ回避されたんや。
彡(゚)(゚)「アメリカはわしら共産主義国キューバの敵や。でも共通の敵がいるからこそ、わしはみんなのリーダーとして上に立つこともできるし、団結できるんや!」
ソ連「グエ死」
彡()()「ファッ!?ソ連が崩壊してロシアになった!?」
ロシア「もうソ連の経済援助はないぞ。」
彡((()))「…」
インフレ&物不足「よろしくニキ~wwwwwww」
彡()「」
冷戦時代は資本主義VS共産主義という構図が確立していたため共産主義のキューバはソ連の援助を受けていたが、ソ連崩壊のために援助は大幅ダウン。結果3000人を超える経済難民がいかだやボートでキューバを脱出するほどになってしまったんや
~1998年~
彡(゚)(゚)「革命以来ずっとカトリック弾圧していたけど、この経済状況やと国民の不満が爆発してまう…」
彡(゚)(゚)「しゃーない宗教弾圧は取り止めや。ローマ教皇呼ぶやで」
ローマ教皇「なら提案やけど、そろそろ孤立とかやめてみんなとなかようしような」
彡()()「…」
彡(゚)(゚)「ワイも歳とったなぁ…。もうおん爺民や。しんどいし独裁者やめて隠居でもしよかな」
キューバ「ないです。」
彡(゚)(゚)「ファッ!?なんでや!」
キューバ「君はキューバの終身指導者と憲法で規定されてるぞ」
彡(゚)(゚)「そんなバカなことがあるか!」
キューバ「お前が作った憲法やぞ」
彡()()「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」
~2008年~
彡()()「もうあかん腸がボロボロや…憲法の裏をとって一応最高指導者としているけど実質引退するで…オトウット任せた」
ラウラ「任せるんやで」
こうしてやきうは事実上の引退を果たした。50年も独裁者としてトップに立っていた人は近現代の歴史でカストロ以外にいないだろう
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